減量のためには朝食を取ろう
ダイエットのために朝ごはんを抜いている、カロリー制限したいから朝食を食べない。
このような間違った方法は、減量にとってむしろ逆効果になります。
まず、朝食を抜くと内臓から活動に必要なエネルギーを出すことができず、運動能力や運動意欲が低下してしまうことがひとつ。
そして、朝食を抜いている人ほど、血糖の上昇が昼食時や夕食時のに急上昇する傾向にあります。
血糖値が急激に上昇すると、インシュリンが多く分泌されます。
そしてインシュリンがブドウ糖を脂肪に変えることで血糖値を下げようとして、体脂肪を作り出してしまうのです。
朝食をしっかり食べると、脳にも栄養が行き渡り、イライラやストレスを抑え、朝から活発に動くことができ、コレステロールや血糖値を低下させるなど、減量効果に加えてさまざまな効能を体にもたらします。
夕食が遅い人などは食欲がわかずに朝食を抜く人が多いようですが、これは夜食べた物が胃の中に残っているからではありません。
食べ物は4時間ほどで消化されてしまうからです。
原因は、体内時計にあると考えられています。
脳にある体内時計を中枢時計といい、これは光を浴びることでリズムを作ります。
一方、内臓などにある末梢時計は3度の食事によってリズムを作っています。
そのため、朝食をしっかり取らないと、このリズムが崩れてしまうのです。
脳が起きていても、内臓がしっかりと働かないために消化器官がなかなか働かず、食欲がわいてこないのです。
体内時計のお話ついでに、やはり脳にも栄養を届けないと、この中枢時計のリズムは崩れてしまうので、やっぱり朝食はしっかりと取るようにしましょう。