よく噛んで肥満予防
現在、よく噛むということを見直そうという動きが出てきています。
ハンバーグ、霜降り、大トロ、ケンタッキー・・・。
これら脂質が多い食べ物は、噛む力、噛む回数が少ない食べ物です。
また、
ケーキ、シュークリーム、どら焼き、ポンデリング・・・。
これら糖質の多い甘い物も、噛む力、回数が少ない食べ物です。
このように、やわらかい、とろける、ふんわり、といった表現は美味しいものという風に捉えられ、日本人の嗜好にとても合っています。
そして同時に、現代人は噛む力が弱まってしまったといわれています。
軟食の傾向にある現代では、噛む回数が昔の半分になってしまったそうです。
よく噛む。
それは強く、たくさん噛むということであり、よく噛むということは食事においてはとても大切で、
・脳が活性化される
・唾液が多く分泌される
・満腹中枢を刺激する
という3つの大きな働きが、生活習慣病予防や肥満予防につながります。
よく噛む(咀嚼)することで脳への血流が良くなり、栄養をたくさん脳へ送ることができます。
結果、集中力が高まり、記憶力が向上することになります。
また、唾液の分泌量は噛んだ回数と比例するため、よく噛むことで唾液の分泌量を多くします。
唾液には消化を助けるアミラーゼ、細菌を減らす酵素など、健康に役立つ成分がたくさん含まれているのです。
そして、満腹中枢を刺激することにより、食べすぎを防ぎ、肥満を防ぐ働きをします。
あと、食べすぎ防止は内臓への負担をかけないことにも役立ちます。
よく噛むということが見直され始めている今、噛むということに特化した商品まで出てきています。
リカルデント、カムパワー(キャドバリー・ジャパン)は、適度な噛みごたえと、それに加えて味が長く続くのが特徴的な板ガムで、永谷園からは噛んで味わうということを特徴としたそば、これら噛むことにこだわった2商品が登場しました。
噛むということは、肥満予防だけでなくさまざまな効用があるため、ぜひ意識してよく噛むようにしてみてください。
意外と、とても効果があるのが実感できるはずです。