インシュリン分泌を抑えて脂肪を増やさない
以前、インシュリンの話をしましたが、インシュリンには筋肉をつける働きと共に、脂肪を増やす働きがあります。
そのため、減量時にはインシュリンを出しすぎないようにコントロールする必要があります。
基本的にインシュリンが出る量は炭水化物の摂取に大きく関係していて、特に消化吸収の早いものほどインシュリンが大量に出ることになります。
そのため、ゆっくり消化されるものの方が良いということになります。
白米や白パン、うどんやジャガイモは消化が早いため、減量時には適していなく、逆に玄米やライ麦パン、そばやさつまいもなどが適しているということになります。
ただし、消化の早いものであってもその消化を遅くする方法があります。
・食物繊維
・酢の物
・脂肪分
これらを加えることです。
でも脂肪分に関しては、摂取カロリーが多くなってしまうのでナシにしましょうね。
まず、食物繊維。
これは水溶性と不溶性に別けられます。
水溶性は主に、果物や野菜類に含まれるペクチン、こんにゃくやヤマイモに含まれるグルコマンナンなどで、食べ物の移動を遅くしてくれます。
不溶性は、野菜や豆類などに含まれるセルロースやヘミセルロース、ココアに含まれるリグニンなどが代表的なものです。
こちらは水に溶けることはありませんが、水を吸って数倍~数10倍にも膨れ上がり、満腹感をもたらしたり、腸を刺激して便秘を予防してくれたりします。
食物繊維を取り入れることで、インシュリンの分泌をコントロールしていきます。
酢の物に使われている酢。
酢には酢酸が含まれていて、その作用によって食べたものが胃の中に長く留まるようになります。
また、クエン酸も含まれていてるので、疲労回復にも効果があります。
あと、ヨーグルトにも乳酸が含まれているので、酢の物の酢酸と同じ働きで消化吸収を遅くしてくれますよ。
ぜひしっかりとインシュリンをコントロールしていきましょう。